ボイストレーニングを行う際の注意点

歌が上手になりたいという理由から、ボイストレーニングを行う人が多くいますが、間違ったやり方をしてしまうと声がかすれたり、喉を痛める場合があります。歌が上手くなるためには沢山練習を行う必要があるのは事実ですが、はやく上手くなりたいと思ってやり過ぎてしまうと逆効果になってしまうこともあります。上手くなりたいと思うがあまり無理をし過ぎてしまうのは、初心者や真面目な人にありがちなことなのですが、それで大切な声が出せなくなったり、変な声になってしまっては本末転倒です。それに無理なやり方を続けていると、歌を歌えなくなってしまうという最悪の事態も起こり得るでしょう。そのためここでは、喉を壊さないようにするための注意点や、実際に練習を行う上での注意点について紹介します。

トレーニングで喉を壊さないための注意点

喉を壊さないようにするために注意しておきたいこととしては、「短期集中の長時間練習は避ける」ということです。声を出す場所である声帯は繊細な組織なので、ボイストレーニングを行う際は適度に喉を休めながら行う必要があります。短期集中で無理にトレーニングを行おうとすると、声帯が正常に動かなくなるため、余計に声を出そうと無理を重ねるということにもなりかねません。そもそも初心者の場合は、1日か2日で急激に上達することはないため、無理にトレーニングをしたとしても、それほど上達が期待できないばかりか、かえって変な癖がついたり、喉を痛めてしまうこともあります。ですので、短期間で上手くなろうとせず、1ヵ月や半年、あるいは1年といった比較的長い期間での上達を目指したほうが、むしろ早く上達できるとも言えるでしょう。

実際に練習を行うときに注意したい点

実際に練習を行う上での注意点としては、まず「ウォーミングアップを必ず行う」ということが挙げられます。声帯は繊細な組織であるため、運動を行う場合と同じようにウォーミングアップを行わないと、上手く動かせなかったり、痛めてしまう可能性があります。そして声帯は、徐々に声を強く出していくというステップを踏むことによって、その動きを活性化させることができます。次に挙げられる注意点は「高音ばかりトレーニングしないようにする」ということです。高音のトレーニングは、ボイストレーニングを行う上で重要なものですが、初心者の場合は、声帯のコントロールが未熟なため、無理にやり過ぎると声帯を痛めてしまう場合があります。ですので、まずは中低音域のトレーニングで声帯のコントロールを身に着けた上で高音にチャレンジするということが重要だと言えるでしょう。